フレームワーク活用法
フレームワークってよく聞くけど、そもそも何?
飲食店で使えるの?
こんな疑問をお持ちではないですか?
今回は、店長が使えるフレームワークの紹介と実践例をご紹介します。
大手飲食チェーンで店長5年、エリアマネジャー10年の経験の中で、
「これは使える!!」と思ったフレームワークを厳選して説明します。
1.イシューツリー
2.仮説思考
3.PREP法
1.イシューツリー
このフレームワークは、
「今、ここで解決するべき課題をはっきりさせる」
ことから始まります。
この考え方をすれば、無駄な遠回りをせずに、検討外れな施策実行をせずに問題解決に向けた施策を打ち出すことができます。
それは、「今、ここで解決すべき課題」をはっきりさせることで自分自身はもちろん、チームメンバーも同じ課題に対して考えることができるからです。
「今、ここで解決すべき課題」がはっきりしているので目的を見失うことがなくなる
「今、ここで解決すべき課題」に対する解決策になっているか確認できる
実際には、
「売上を減少を改善することは可能か?」というイシューを設定したとします。
売上を分解して、
客数、客単価
EI売上、TO売上
前半売上、後半売上
などの枠組みから施策を検討してきました。
中には、商圏合計売上、競合店売上、自店売上の枠組みから施策を検討したこともありました。
イシュー「今、ここで解決するべき課題」がはっきりしていることで、あらゆる角度から課題に対して向き合うことができる万能フレームワークです。
2.空・雨・傘
問題の本質を発見するのにとても役立ちます。
観察・分析・判断に置き換えた方が理解しやすいですね
空(観察)→現場はどうなっているのか?事実を現場・現物で確認する。
傘(分析)→その現場は何を意味するのか?何が問題なのか?について、さらに洞察を深める。
雨(判断)→傘(分析)の解釈をもとに何をするべきか、問題の本質についての打ち手を考える。
例えば、
床が汚れていたとします。空(観察)
そして、清掃用具の劣化があるのではないか?実際に調べてみます。傘(分析)
結果、清掃用具の劣化があったため交換します。雨(判断)
この考え方がなければ、従業員に対してきれいにしてください。と指示を出すだけで状態は改善できないままだったかもしれません。
問題の本質は見えずらいものです。なぜだろ?を繰り返して問題の本質を見つけて、解決するためにとても役に立つフレームワークです。
3.ギャップ分析
問題発見する際にとても役に立つフレームワークです。
問題点とは、言い換えるなら理想と現実の差であると言い換えることができます。
理想と現実、ふたつの視点から差(=問題)を見つけ出す発想はとても役に立ちます。
なぜなら、私たちは、自分が思っているほど理想を具体的にイメージできていなからです。ということは、数々の問題を見過ごしていることになります。
このフレームワークの視点を取り入れることで問題点を発見する考え方が手に入ります。
例えば、売上を上げるという目標を掲げても、目標値がはっきりしていなかったら明確な施策を打ち出すことはできません。
まずは、理想と現実、ふたつの視点を意識して店舗の観察をしてみてください。
まとめ
今回は、基本的な3つの問題解決方法のフレームワークを紹介しました。
この3つのフレームワークを使うことで、身の周りの課題に気づくことも、そして課題解決することもできます。
結果、より、お客様に評価される店舗へと進化することができます。
ぜひ、このフレームワークを参考にして店舗の再点検をしてみてください。新たな発見が必ずあるはずです。